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キングス、連敗止める FE名古屋に88-65 高確率で3点弾決める【7日の試合】


キングス、連敗止める FE名古屋に88-65 高確率で3点弾決める【7日の試合】 FE名古屋―キングス 第3クオーターにシュートをするキングスの松脇圭志=7日 名古屋市枇杷島スポーツセンター(Bリーグ提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングス(西地区1位)は7日、愛知県の名古屋市枇杷島スポーツセンターでファイティングイーグルス名古屋(中地区4位)と対戦し、88―65で勝利し、連敗を止めた。通算成績は20勝8敗で順位は西地区首位のまま。前半から守備の強度が高いキングスはFE名古屋に3点弾など外からのシュートを決めさせなかった。松脇圭志、小野寺祥太、牧隼利が3点弾を決めて、42―31で折り返した。後半に入ると3クオーター(Q)だけで、今村佳太や岸本隆一ら3点弾6本など30得点を挙げた。第4Qでも得点を挙げ続け、逃げ切った。キングスの次戦は東アジアスーパーリーグ(EASL)が10日午後8時(日本時間)に台湾でニュータイペイキングスと対戦する。レギュラーシーズンは17日午後7時5分から、愛知県のドルフィンズアリーナで名古屋ダイヤモンドドルフィンズと対戦する。

 今季最少の57得点でFE名古屋に初黒星となった6日の試合から一転し、88得点を挙げて、連敗を止めたキングス。3点弾を高確率で決め、ゴール下でのリバウンドを死守したのが大きかった。

 6日の試合で成功4本、成功率16%にとどまった3点弾が7日は11本、44%と大きく伸びた。ペイントアタックし、相手守備をインサイドへ寄せて、外から決めた。さらにFE名古屋にゾーン守備をされても、外から決めた。特に直近の試合で3点弾の確立が良くなかった松脇圭志が第3クオーター(Q)の2連続を含む4本の3点弾を決めきった。

 トータルリバウンドでもFE名古屋の17本差をつけ、ゴール下でも強さを見せた。ヴィック・ローが守備を中心に12本のリバウンドを奪った。ジャック・クーリーは攻撃で6本のリバウンドをキープ。そこから得点につなげるセカンドチャンスポイントでも23得点とFE名古屋を圧倒した。

 12得点を挙げた松脇は「最近3点弾が入ってなかったが、自分で打つ気持ちだったので、結果に出て良かった」と振り返る。アレン・ダーラムも復帰し、新年初勝利をつかんだキングス。一方、ローが第4Qに負傷したとみられコートを出た。試合に戻ってこなかったことは気になる。西地区首位にいるとはいえ、耐える時期は続きそうだ。

(屋嘉部長将)

キングス 20勝8敗
 88―65(22―15,20―16,30―18,16―16)
FE名古屋 14勝14敗

反省生かしてくれた

 桶谷大HC(キングス)の話 ここ数試合の反省を生かして選手たちがプレーしてくれた結果、勝利に結びついたと思う。チームとして攻撃も守備もしっかりと連携の取れたバスケットボールができた。シーズンは長いので良い時もあれば悪い時もあると思うが、ここからさらに上昇していけるようなチームづくりをしていく。