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大里シャークス頂点 粟國の一振り、流れつかむ 県南部地区少年野球大会 沖縄


大里シャークス頂点 粟國の一振り、流れつかむ 県南部地区少年野球大会 沖縄 大里シャークス―豊見城パワーズ 1回の攻撃で4打点をたたき出した大里の粟國太耀(右)=13日、与那原町のマリンタウン東浜野球場(喜瀬守昭撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 第67回沖縄県南部地区少年野球交流会大会・第16回JAおきなわ南部地区支店長杯・第25回南部広域市町村圏杯(主催・県南部地区少年野球交流会、共催・県野球連盟南部支部、琉球新報社)の最終日は13日、与那原町のマリンタウン東浜野球場で決勝を行い、大里シャークス(南部A)が17―3(五回コールド)で豊見城パワーズを下し、頂点に立った。3位は根差部ベースナイン(豊見城)、4位は喜屋武フェニックス(南部B)だった。優勝した大里シャークスを含む上位4チームはそれぞれ県外大会へ推薦される。


 大里シャークスは4番・粟國太耀(たいよう)の一振りで、反撃ののろしを上げた。初回、0―3と相手の背中を追って攻撃開始。1死一、二塁の好機で粟國が打席に立つ。ベンチや多くの保護者が見守る重圧の中、低めの真っすぐを「思いきりスイングした」。打球は右前への適時打となり、シャークスは欲しかった1点を返した。流れをつかんで、初回に一挙10得点。17―3の五回コールドで優勝を飾った。

 昨年の前回大会は決勝で敗れ、チーム一丸となって雪辱を期していた。開始早々失点を許すも、「倍(の点数)取るぞ」と高江洲秋雅(しゅうが)主将の声の下、攻撃へ臨んだ。

 そして粟國の適時打、村吉南音(ないん)の同点打と点を重ね、あっという間に逆転した。粟國は初回の2巡目で三塁打も放つなど、「活躍できてうれしい」と4番としての存在感を示した。

優勝した大里シャークス
優勝した大里シャークス

 守備では、継投した宮城新(あらた)が無失点の好投。「四球を出してしまったのが悔しい」と目標は高い。宮城政一監督は「互いに手の内を知る相手だった。(初回に点を取られたが)ひっくり返してくれて良かった」と選手らをねぎらった。

 (名波一樹)

準優勝の豊見城パワーズ
準優勝の豊見城パワーズ