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アスティーダ競り勝つ 吉村、勝負強さで接戦制す 卓球Tリーグ 静岡に3―2【13日の試合】


アスティーダ競り勝つ 吉村、勝負強さで接戦制す 卓球Tリーグ 静岡に3―2【13日の試合】
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 卓球ノジマTリーグの琉球アスティーダは13日、静岡県の磐田市民文化会館「かたりあ」で静岡ジェードと対戦し、3―2で勝利した。12勝4敗で勝ち点を38に伸ばした。

 第1マッチダブルスは徐晨皓(ジョ・シンコウ)・于子洋(ユウ・ジヤン)が龍崎東寅・森薗政崇に2―1で競り勝った。第2マッチシングルスは吉村真晴が3―2で森薗との接戦を制した。第3マッチシングルスは徐が3―1で横谷晟を破った。第4マッチシングルスは岡野俊介が2―3で松山祐季に競り負けた。1ゲームで勝負を決めるビクトリーマッチは吉村が横谷に11―9で勝利した。

 次戦は2月3日、埼玉県の和光市民文化センターサンアゼリアでTT彩たまと対戦する。

 連敗を避けたいアスティーダは、頼れる吉村真晴が最終ビクトリーマッチで持ち前の勝負強さを発揮した。3点先取するも、「負けたこともある選手で勢いがあった」という横谷晟に追い上げられ、簡単な試合ではなかった。

 8―7のタイム時には、第3マッチで横谷に勝利していた徐晨皓(ジョ・シンコウ)からアドバイスをもらい、最後は左回転のサーブで攻めてミスを引き出した。第2マッチで監督兼選手の森薗政崇と最終ゲームまでもつれた接戦を制すなど勝利の立役者となった。

 Tリーグデビュー戦となった岡野俊介は第4マッチに登場。朝日大2年で、昨年10月の全日本大学総合選手権シングルスで優勝し、自身初となる全国の頂点を手にした。その勢いと力強さを証明するように最終ゲームまでもつれる熱戦を展開した。紙一重で敗れたものの、最後まで強打で攻める姿勢を崩さず、愛工大名電高の先輩である松山祐季と堂々と渡り合った。

 今季は残り4試合。吉村は「今季こそシーズン優勝を果たしたい」とひたすら勝利を求める。

 (大城三太)