沖縄伝統空手道振興会の新しいキャラクター（右下）の命名者になった高江洲義公さん（中央）＝17日、県庁
南 彰 沖縄伝統空手道振興会は17日、イリオモテヤマネコをモチーフにしたオリジナルキャラクターに「琉空太郎（りくたろう）」と命名したと発表した。
県内から集まった343件のなかから、那覇市の会社員高江洲義公（よしみ）さん（62）の作品が選ばれた。「世界に誇る沖縄の伝統文化なので漢字にしたい」と考え、「琉空」に「琉球」「青い（瑠璃色の）空」「空手」の意味を込めた。男性キャラクターの設定だったため、力強さを表現するため「太郎」とつけたという。
高江洲さんは「広く親しまれ、世界に沖縄空手が伝わってほしい」と語った。
振興会は、本年度中に「琉空太郎」の着ぐるみをつくり、8月に宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開く少年少女世界大会や県内外のイベントなどで使っていく予定。
男性キャラクターだけでなく、女性キャラクターについても「増やす検討をしていきたい」と説明している。
（南彰）
