プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングス(西地区1位)は17日、愛知県のドルフィンズアリーナで名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(同3位)と対戦し、75―77で敗れた。通算成績は20勝9敗で順位は西地区首位のまま。前半序盤、キングスは3点弾が1本しか決まらず、点数が伸びなかった。名古屋Dの堅守もあり、第2クオーター(Q)を7点に抑えられ、28―39で折り返した。後半に入ってもなかなか点差が縮まらなかったが、第4Qは松脇圭志の3連続3点弾で追い上げムードに。牧隼利の3点弾で一時は逆転したが、相手に3点弾を決められ、再逆転で逃げ切られた。キングスの次戦は20日午後2時、沖縄アリーナで宇都宮ブレックスと対戦する。
キングスは前半、3点弾が決まらず名古屋Dにペースを握られてしまう。第4クオーター(Q)に3点弾7本を決め逆転するも、最後は名古屋Dの3点弾に泣かされた。
前半、ゴール下ではジャック・クーリーを中心に強さを魅せたキングス。しかし、名古屋Dの変則的なゾーン守備に手を焼いた。3点弾14本を放つも決まったのは牧隼利の1本のみ。第2Qの得点は7点にとどまった。
後半に入ってもなかなか点差を縮められず、11点差のまま第4Qへ突入。ここから、松脇圭志がディープスリー(長距離の3点弾)を決めると、続けて3点弾2本を決めキングスの流れに。岸本隆一が史上2人目のB1個人通算800本目となる3点弾で同点に追い付き、牧の3点弾でついに逆転した。
その後は点を取り合ったが、最後は以前キングスにも所属していた名古屋Dの須田侑太郎に3点弾を決められ勝利を逃した。
第4Qでの追い上げはキングスの強みではあるものの、フリースローが確率は低く、ゾーン守備に対する課題などが残った。岸本は「今日の反省や課題をしっかりと自分たちの力に変えて、次節以降も一つ一つ積み重ねて団結して戦っていきたい」と20、21日の強豪・宇都宮ブレックス戦へ前を向いた。
(屋嘉部長将)
名古屋D 17勝12敗
77―75(22―21,17―7,18―18,20―29)
キングス 20勝9敗
第2Qが悔やまれる
桶谷大HC(キングス)の話 第2クオーター(Q)に3点弾が入らなくなった時にターンオーバーが増え試合のリズムを崩した。後半は守備で我慢して、いいペイントアタックや外角のシュートを打てるようになったが、第2Qが悔やまれる結果になった。