海洋博園内 マイペースで エンジョイマラソンに695人 沖縄


社会
海洋博園内 マイペースで エンジョイマラソンに695人 沖縄 子どもから大人まで、それぞれのペースでスタートする参加者たち=20日午前、本部町の海洋博公園(小川昌宏撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 池田 哲平

 海洋博公園全国トリムマラソン大会の代替イベント「海洋博公園エンジョイマラソン2024」(主催・国営沖縄記念公園事務所、海洋博公園管理センター、共催・琉球新報社、本部町、沖縄美ら島財団)が20日午前、本部町の海洋博公園内で実施された。695人が出走し、全員が完走した。参加者らは公園内の3・5キロの特設コースを楽しみながら、それぞれのペースで駆け抜けた。

 参加者の年齢は0歳~89歳と幅広く、家族や友人同士で参加する姿が多く見られた。草花で彩られた風光明媚(めいび)なコース内には、野球ボールを投げる速さを測る「スピードガン」や、バスケットボールのフリースローなど、さまざまな「チャレンジ」が設けられ、参加者らが足を止めて楽しんだ。伊江島が見える高台に設置された「大声チャレンジ」では、思わず「疲れたー」と叫ぶ参加者もいた。

 宮城寛人さん(26)と秋実さん(26)=本部町=は、娘・志安ちゃん(1)を抱きながら大会に参加した。寛人さんは「(妻とは)マラソンに参加したことがあったが、子どもが生まれてから、初めて家族で参加するマラソンイベントとなった。天気に恵まれ、楽しんで走ることができた」と話した。

 山城真智子さん(57)=うるま市=は娘の安里美歩さん(25)を誘って大会に参加。「スポーツチャレンジでバスケットボールをしたり、スピードチャレンジをしたりと2人で楽しむことができた。景色も良かった」と話した。

 20日~2月4日までの日程で、花咲く春のもとぶ街道巡り2024(ウオーキングイベント)も開かれている。本部町内と海洋博公園を周遊しながら見どころを散策し、ポイントを集めると抽選で賞品が当たる。

 (池田哲平)