バスケットボールの第44回U12全九州大会最終日は21日、那覇市民体育館で行われ、男子決勝は県勢の大山が八児(福岡)と戦い50―37で優勝を飾った。序盤から積極的な攻守が光り、相手を圧倒した。男子の比屋根と女子のゆたかは準決勝で敗れ、3位となった。
男子の比屋根は準決勝で競り負け、惜しくも決勝進出を逃した。当たりの強い守備でプレッシャーを与えたが、選手間をきつく締め切れず隙を突かれるなどして点を奪われた。
それでも比屋根は動じず「1本ずつ落ち着いて点を取っていこう」と声を掛け合った。攻守の切り替えを早くし、エースの稲福琳紅(りんく)が自慢の俊足を生かしてドライブで中へと切り込むなど相手を追い上げた。
だが後半で点差が離され始め、最後は45―53で敗れた。與那嶺琉(るい)主将は「出だしが悪かった。最初からもっと足が動いていれば」と悔しがった。
(砂川博範)
【男子】
▽準決勝
八児(福岡) 53―45 比屋根
大山 53―48 百道SS(福岡)
▽決勝
大山
50―37(21―10,11―11,12―6,6―10)
八児