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高校バレー、男子は美里工が13度目V 「九州で8強以上目指す」 KBC杯


高校バレー、男子は美里工が13度目V 「九州で8強以上目指す」 KBC杯 4年ぶり13回目の優勝を果たした美里工
この記事を書いた人 Avatar photo 砂川 博範

 バレーボールのKBC学園杯全沖縄高校冬季選手権大会最終日は22日、那覇市民体育館で男女決勝リーグの残りの試合が行われ、男子は3チームが2勝1敗で並んだが、美里工がセット率で上回り4年ぶり13度目の優勝を果たした。女子は首里が3戦全勝で4年ぶり4度目の頂点に立った。男女とも上位4チームは全九州選抜高校大会(2月9~11日、佐賀県)へ派遣される。

 3チームが2勝1敗で並び、美里工がセット率で栄光を得た。3戦全勝を目指したが、西原との決勝リーグ最終戦はストレートで敗れた。サーブキャッチで崩され、攻撃の連係を乱された。

 首里、コザとの試合では自分たちの良さを出せた。際どいボールでもきちんと返し、具志堅莉斗や上地太陽がクイックや時間差で相手ブロックのタイミングを外すコンビバレーがうまくはまった。主将の具志堅天太もフェイントを効果的に使い、チームをけん引した。

 昨年12月の県新人大会では3位に終わり、この1カ月間は基礎力の底上げを図ってきた。主将の具志堅は「優勝はうれしいが、西原に負けたのが悔しい」と話す。プレーにさらなる磨きをかけ、九州大会では「8強以上を目指す」と気を強く持った。

(砂川博範)

西原―美里工 西原のスパイクを3枚ブロックで止めにいく美里工の選手ら(西原けんじ氏提供)

【男子】

▽1回戦 八重山2―0南風原、豊見城南2―0北谷、宮古 不戦勝 那覇工、宮古総実2―0名護商工、沖縄工2―0首里東、豊見城2―0那覇国際、興南2―0開邦、浦添2―1那覇、石川2―0八重山農林、糸満2―0陽明

▽2回戦 西原2―0八重山、向陽2―0南部農林、豊見城南2―0浦添商、宮古2―0知念、八重山商工2―0宮古総実、読谷2―0浦添工、宜野湾2―0嘉手納、コザ2―0沖縄工、美里工2―0豊見城、具志川2―1昭薬付、球陽2―0那覇西、小禄2―0興南、名護2―0浦添、普天間2―0石川、前原2―0美来工科、首里2―0糸満

▽3回戦 西原2―0向陽、宮古2―0豊見城南、八重山商工2―0読谷、コザ2―0宜野湾、美里工2―0具志川、小禄2―0球陽、名護2―0普天間、首里2―0前原

▽準々決勝
西原 2―0 宮古
コザ 2―0 八重山商工
美里工 2―0 小禄
首里 2―1 名護

▽決勝リーグ
西原
 2―1(25―19,13―25,25―21)
コザ

西原
 2―0(25―2,25―17)
美里工

首里
 2―1(25―19,23―25,25―17)
西原

首里
 2―0(25―17,25―18)
コザ

美里工
 2―0(25―20,25―22)
首里

美里工
 2―0(25―22,25―20)
コザ

▽同最終順位 (1)美里工2勝1敗(2)西原2勝1敗(3)首里2勝1敗(4)コザ3敗(1~3位はセット率による)