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徳元、レギュラー定着へ闘志 勝負の2季目、常に強気で FC東京<Jリーグ>


徳元、レギュラー定着へ闘志 勝負の2季目、常に強気で FC東京<Jリーグ> FC琉球―FC東京 トレーニングマッチで汗を流すFC東京の徳元悠平=23日、かいぎんフィールド国頭(大城直也撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 J1のFC東京で2シーズン目を迎える糸満市出身のDF徳元悠平(28)=那覇西高―城西国際大出=が、県内キャンプで汗を流している。28日までかいぎんフィールド国頭、29、30日は糸満市西崎陸上競技場で練習に励む。「もう一段階ギアを上げて、成果のあるキャンプにしたい」と強調。守備の強度を高めて、レギュラー定着へ闘志を燃やす。

 徳元はJ1デビューの昨季、34試合中18試合に出場した。5月の川崎戦でJ1初ゴールを決め、アシストで追加点にも絡んだ。「得点はすごく気持ちよくて、5万人以上のサポーターの前で特別な日を迎えることができた」と忘れられない試合となった。

 一方でリーグ戦2アシスト、4試合出場のルヴァン杯1アシストの成績に「物足りなかった。得点よりアシストの方が自分の持ち味が生きる。積極的にもっとクロスを上げていきたい」と今季への思いを込める。

 左サイドバックとして先発とサブ出場の割合はおよそ半々。「J1は楽しいというのをすごく感じた。やれるなっていう実感もあった。試合に出られない時もあり、守備でも攻撃でも常に強気でやっていきたい」としのぎを削るポジション争いに挑む。「2シーズン目。言い訳や甘えは許されない。チームに1試合でも多く勝利を届けてタイトルを取りたい」と貢献を誓う。

 レギュラー定着に向けて「守備の強度を上げて90分間走って戦う姿勢を見せたい。球際の部分で10回やって10回勝つぐらいじゃないと駄目。クロス対応でも頭を使って体を当てて、しっかり防ぎたい。自分次第になる」と強い決意を示す。

 チーム内で刺激を受けている選手として宜野湾市出身のGK野澤大志ブランドンを挙げる。「試合に出られない時に人よりも努力してスタメン入りし、日本代表にも選ばれた。同じ沖縄出身選手として一緒に盛り上げていきたい」と沖縄パワーを存分に出し切るつもりだ。

 (大城三太)