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常に前へ、攻める姿勢を 本田圭佑さん考案4v4 少年少女、自ら考えプレー サッカー


常に前へ、攻める姿勢を 本田圭佑さん考案4v4 少年少女、自ら考えプレー サッカー GKを含めた4人で対戦し、ボールを追い掛ける選手たち=28日、嘉手納町陸上競技場(大城三太撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 サッカー元日本代表の本田圭佑氏が考えた新ルールで戦うU―10(小学4年生以下)大会「4v4リベンジャーズカップ2023in沖縄」が28日、嘉手納町陸上競技場で行われた。

 4対4の10分1本勝負、ゴールは2点、相手ペナルティーエリアからのゴールは3点、自陣からの得点は認めないルールとなっている。大きな特徴は、監督をつけないことや各チームはボールを保持してから20秒以内にシュートを打つことなど。審判が残り秒数をカウントし、常にボールを前に運び、攻める姿勢を促す仕組みになっている。

 大会は24チームを8グループに分けて予選リーグを行った。勝ち抜いた8チームでトーナメント戦を実施し、アラハーズが優勝した。選手らはルールに戸惑う様子は特になく、指導者のげきが飛ばない環境で、自ら考えながらプレーしている様子だった。

 本田氏が代表を務める「NowDo」の鈴木良介副社長は「小学4年生以下の全国大会は現在なくて、これだけ親も選手も熱量ある年代で全国大会の場を設けたいとの思いがあった」と説明した。昨年12月末に初の全国大会を開催した。

 沖縄大会を主催したスポーツデータバンク沖縄の石塚大輔代表は「大会の回数を増やし、沖縄から全国を目指せる環境を整えたい」と語った。

(大城三太)