プロ野球の中日ドラゴンズのキャンプインを前に、キャンプ地の北谷町美浜区自治会が1月26日、ドラゴンズファン歴60年以上の区民・比嘉善明さん(87)を講師に招き、「ドラゴンズ愛を語る会」を開催した。チームの魅力や今年の見どころなどが語られ、区民らは一丸となってキャンプを盛り上げようと誓った。
大学進学で19歳で名古屋に移り住んだ比嘉さん。どこに行っても誰とでも、会話はドラゴンズが中心で驚いたという。いつの間にかファンになり、「ドラゴンズだけを応援したい」と思うようになった。
比嘉さんは「今年は新たに加入した中田翔選手に注目だ」と話す。また内野手だった堂上直倫さんがコーチになり「これまでの技術を選手に伝えてくれるはず」と期待している。成績は「最低でもAクラスで3位を目指してほしい。奇跡が起きれば優勝かな」とうなずく。
語る会は、美浜区自治会が「善明さんがドラゴンズを語りたがっている。善明さんとドラゴンズのために何かできないか」と企画に至った。美浜区自治会の岡村悦子会長は「美浜はキャンプを歓迎していると伝えたい。語る会を通して、地域の人にドラゴンズを好きになってもらいたい」と話した。比嘉さんも「1人でも多くのドラゴンズファンができたらうれしい」と目を細めた。
(石井恵理菜)