日本ハム2年目の金村尚真(豊見城中―岡山学芸館高―富士大出)はブルペンでうなずいたり、首をかしげたりしながら一球一球を確かめていた。「感覚は悪くないが、それでも球が上ずっていた」。同学年の捕手、田宮裕涼とコースや球威などを話し合い、自身の投球と向き合っていた。
初日はスライダーなど持ち味の変化球5球種と直球合わせて44球を投げ込んだ。昨季はけがで登板は4試合のみだが、防御率1・80で2勝を挙げた。3日のキャンプ最初の紅白戦で先発を務める見込みだ。
「地元でキャンプを迎えられるのは幸せなこと。結果を残して恩返ししたい。キャンプから勝負が始まっている。しっかり結果を出したい」と充実した表情で語った。
(古川峻)