1日のプロ野球キャンプインから初の週末を迎えた3日、県内各球場には、憧れの選手を一目見ようと、県内外から大勢のファンが訪れた。この日の沖縄地方は20カ所の観測地点で25度以上の夏日となり、4~5月並みの天気となった。
阪神タイガースがキャンプを張る「バイトするならエントリー宜野座スタジアム」(宜野座村野球場)には、ユニホームなどを着たファンが結集した。家族4人で訪れた会社員の男性(40)=大阪市=は「こんなにも暖かいとは思わなかった」と話した。
東京ヤクルトスワローズが練習する「ANA BALL PARK 浦添」(浦添市民球場)で、市観光協会が設置した「つば九郎神社」には、チームの躍進を願い手を合わすファンの姿も。東京から訪れた男性(60)は「選手の姿に元気をもらっている」と話した。
名護市のタピックスタジアム名護では北海道日本ハムファイターズの選手を見に多くのファンが集まった。西原町の女性(37)はブルペンに、エースナンバーの山﨑福也選手が入ると、持参したカメラを向けた。「沖縄の空の下で練習を頑張って、良い成績を残してほしい」と話した。
宜野湾市の宜野湾海浜公園内にある「ユニオンですからスタジアム宜野湾」(市立野球場)は、横浜DeNAベイスターズのファンでごった返した。野球好きの友人3人で訪れた那覇市の大学生(27)=大学生=は「地元で一流の動きに触れることができ、刺激になる」と喜んだ。
(池田哲平、増田健太、藤村謙吾、島袋良太)