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コラソン粘り届かず 東京に23―37<JHL>


コラソン粘り届かず 東京に23―37<JHL> ジークスター東京―琉球コラソン 豪快なシュートを見せるコラソンの伊禮颯雅=4日、東京都の墨田区総合体育館(球団提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 日本ハンドボールリーグ(JHL)男子の琉球コラソンは4日、東京都の墨田区総合体育館で今季第13戦をジークスター東京と行い、23―37で敗れた。通算成績は2勝10敗1分けで順位は11位のまま。

 試合序盤からリードされていたが、新加入した浦添市出身の伊禮颯雅が積極的に攻撃の展開をつくった。GK衣笠友貴の好セーブ、パン・エンジャー(潘恩傑)や髙橋友朗らの得点で、11―15で折り返した。後半は苦しい位置でのシュートを強いられ、得点につながらない展開が目立った。最後まで粘り強く戦ったが、追いつくことはできなかった。

 次戦は10日午後6時から、茨城県の霞ヶ浦文化体育会館で大崎電気オーソルと対戦する。

新加入・伊禮が躍動

 ジークスター東京の厚い防御が琉球コラソンの前に立ちふさがった。攻め抜くことができず敗れたが、新加入した伊禮颯雅=神森中―興南高―中央大2年=が躍動した。積極的にチャンスメークし、自らも得点。伊禮は「小さい頃からの夢だった日本リーグでプレーできてうれしい。ここぞのところでシュートを決められるよう意識したい」と初出場を振り返った。

 序盤からリードされたものの、コラソンは前半終了10分を切って勢いづいた。パン・エンジャー(潘恩傑)は45度からのカットインで得点し、伊禮はバウンドパスを見せるなど要所で連係が光った。GK衣笠友貴は何度も好セーブを見せ、11―15と食らいついた。

 しかし後半の立ち上がりが鈍かった。攻撃の強度は落ち、2メートル級の選手を中央に固めた相手守備に阻まれた。苦しい位置からのシュートでネットを揺らせず、速攻を許して失点が続いた。

 それでも、アシストに徹していた伊禮が自ら攻め込む。左サイドから駆け上がってシュートを放つなど、合計3得点を挙げた。東江正作監督は「強いジークスターだったが、可能性も見えた。修正して次戦に臨みたい」と収穫を得た様子だった。

 (名波一樹)


▽男子
ジークスター東京 37 15―11 23 琉球コラソン
(16)        22―12    (5)