有料

北谷(女子)激戦制しV 2勝1敗、得失点差上回る 県U13、14バスケ


北谷(女子)激戦制しV 2勝1敗、得失点差上回る 県U13、14バスケ 北谷―HEART 第1Q、ディフェンスで競り合う北谷の小浜結羽(右)=4日、宜野座村のバイトするならエントリー宜野座アリーナ(喜瀬守昭撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 バスケットボールの第4回県U13、14選手権大会最終日は4日、宜野座村のバイトするならエントリー宜野座アリーナで男女決勝リーグ残りの試合が行われた。男子はStandardが3戦全勝で優勝した。2位はBEASTY。女子は北谷中、TOGETHER、HEARTが2勝1敗で並び、得失点差で北谷が頂点をつかんだ。2位はTOGETHER。男女の2位までのチームは23日に佐賀県で開幕する九州大会に出場する。

小浜、獅子奮迅 40得点

 女子は上位3チームが2勝1敗で並び、得失点差1点ずつで順位が決まる激戦を北谷中が制した。

 チームを優勝へ押し上げたのが小浜結羽(ゆわ)だった。56―54の接戦となったHEART戦で40点を決める獅子奮迅の活躍。勝利の立役者は「信じられない気持ち」と静かに喜んだ。

 ドリブルからパスを絡め、中央へと切り込むドライブが絶好調で得点を重ねた。ファウルで止められる場面が多く、フリースローも精度良く決めた。5点リードで迎えた第4クオーターに追い上げられ1点差まで詰め寄られたが、1対1の個人技勝負を仕掛けて連続得点し、逆転を許さなかった。

 最後まで運動量豊富にコートを駆け回ったが、シュート精度は落ちず、相手の大きな脅威となった。小浜は「シュートがよく決まるようになったのは昨年12月から。体幹トレーニングの成果が出た」と実感を込める。

 上原愛俐珠(ありす)主将は「守備で抜かれたり、ノーマークでシュートを外したりとチームとしての課題は多い。九州に向けて、できなかった部分に取り組んでいきたい」と気を引き締め直していた。

(大城三太)


Standard(男子)V 総合力上回り後半に差

 昨年2位に甘んじたStandardが総合力を駆使して3戦全勝し、王者に輝いた。

 2勝同士となったBEASTYとの最終戦。技術力のある平良孔龍(こうたつ)を中心に展開を組み立て、金城羽珀(はく)が体格を生かしたパワープレーで切り込んで得点した。

 平良は「調子がいい時は自分で持ち込み、良くない時はパス回しを意識した」と、相手をうまく欺くフェイントを織り交ぜながらボールを循環させた。3点シュートにも果敢に挑み、新たな武器を身に付けようと感触を確かめていた。

 両チームとも高い技術で火花を散らせたが、シュート精度の良さとベンチ選手を含めた総合力でStandardが後半に引き離した。竹力太郎主将は「目標は全国ベスト8。全国の懸かったウインターカップで去年敗れているキングスU15を倒して全国へ挑戦したい」と目標を掲げた。

(大城三太)