準優勝した女子浦添のメンバー＝5日、長崎県（提供）
古川 峻 ハンドボールの第52回九州高校選抜大会・第47回全国高校選抜大会九州地区予選最終日は5日、長崎県の佐世保市体育文化館で行われ、沖縄代表の男子興南が決勝で熊本マリストを31―27で下し、2連覇した。女子決勝は浦添が25―26で大分に惜敗した。2位トーナメントを勝ち進んだ女子那覇西は、1位トーナメントの明光学園（福岡）と第5、6代表決定戦を行い、21―25で敗れた。男子興南と女子浦添は全国選抜大会（3月24～29日、男子・岐阜県、女子・三重県）の出場権を獲得した。
エースが準決勝のけがで不在となった女子浦添は、試合開始後に一挙に点差を広げられた。だが持ち味の連係した守備からリズムをつかむと、最後まで食らいついた。1点差で惜敗したが、又吉叶主将は「自分たちのやってきた成果が出せて自信になった」と声を弾ませた。
守備で相手に素早く圧力を仕掛け、ボールを奪うと反転攻勢に転じた。前半は10―14で折り返したが、後半中盤に同点に追い付いた。接戦に持ち込んだがノーマークでのシュートを何度か外すなど、もったいない場面が最後まで尾を引いた。
全国での目標は優勝だ。又吉主将は「自分たちの良さを伸ばし、課題に向き合えばさらに跳ね上がれる」と成長を続ける。
（古川峻）
【女子】
▽1位トーナメント決勝
大分
26―25（14―10,12―15）
浦添
▽第5、6代表決定戦
明光学園（福岡）
25―21（12―11,13―10）
那覇西
