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アスティーダ4連勝 東京に3―2 周、相手攻略 巻き返す<Tリーグ>


アスティーダ4連勝 東京に3―2 周、相手攻略 巻き返す<Tリーグ> 琉球アスティーダ―木下マイスター東京 ビクトリーマッチでスマッシュを決める琉球の周雨=11日、那覇市民体育館(喜瀬守昭撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 卓球ノジマTリーグの琉球アスティーダは11日、那覇市民体育館で木下マイスター東京と対戦し、3―2で勝利し、連勝を4に伸ばした。通算成績15勝4敗で勝ち点47、順位は2位のまま。第1マッチダブルスは徐晨皓(ジョ・シンコウ)・周雨(シュウ・ユウ)が2―0で松島輝空・及川瑞基にストレート勝ちした。第2マッチシングルスはジョが3―2で大島祐哉に粘り勝ち。第3マッチシングルスは吉村真晴が2―3で篠塚大登との接戦を落とした。第4マッチシングルスは有延大夢が2―3で松島に敗れた。1ゲームで勝負を決するビクトリーマッチはシュウが11―6で篠塚に勝利した。今季最終戦となる次戦は3月2日、岡山県の福田公園体育館で岡山リベッツと対戦する。

 中国人ペアの徐晨皓(ジョ・シンコウ)・周雨(シュウ・ユウ)が勝負強さを発揮してチームに勝利をもたらした。2人はホーム2連戦でダブルス、シングルスで負けなしと大きな戦力となった。

 この日はビクトリーマッチまでもつれる展開となり、シュウが期待に応える活躍でKM東京の篠塚大登を退けた。「球のスピードが速くて先の展開を読むのがうまい選手だった」と序盤は連続得点を許し、1―3と出遅れた。しかし、相手の特性を見極めて攻略し、巻き返した。

 サーブの長さやコースに変化をつけ、「ラリーの時は一球一球丁寧に回転をかけた」と変化球を駆使して激しい打ち合いを制した。特にバックのレシーブが巧みで隙を見せずに打ち負かした。

 吉村真晴、有延大夢は強打を織り交ぜながら長いラリー戦を展開して会場を沸かせたが、相手が一枚上手で惜敗。それでも総合力で勝利をつかんだ。すでにプレーオフ進出を決めており、残すは1試合のみ。

 有延は「連覇は簡単ではないが、個人個人が力を最大限発揮できれば、優勝できるはずだ」と頂点のみを見据えた。

 (大城三太)


▽男子
琉球(47) 3―2 東京(49)

▽女子
日本ペイント(41) 4―0 トップ名古屋(25)

(日本ペイントはプレーオフ進出)

意思疎通取れている

 張一博監督の話 ダブルスは中国人同士なのでコミュニケーションが取れている。選手には、5点以上離されないことやミスしないことを意識するように伝えていた。吉村や有延は負けたが、いいプレーをしてくれた。相手も強い選手で紙一重の試合になった。