有料

大城(オリックス)4連覇に貢献誓う 「1年間戦える体づくりを」 <プロ野球キャンプ>


大城(オリックス)4連覇に貢献誓う 「1年間戦える体づくりを」 <プロ野球キャンプ> 打撃練習に打ち込むオリックスの大城滉二=8日、宮崎市のSOKKENスタジアム(宮崎市清武総合運動公園)(名波一樹撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 プロ9年目のオリックス・バファローズの大城滉二(30)=興南高―立教大出=は「(スタメンではなく)後から出場することも多いので、誰が抜けた後でも差のないプレーをする」とリーグ4連覇を掲げるチームへの貢献を誓った。

 8日の春季キャンプではベースランニングやティー打撃などの練習に汗を流した。複数の守備位置をこなせることに定評がある。打撃力強化にも精力的に取り組み、さらなる進歩を図る。春季キャンプでのテーマは「1年間戦える、けがしない体づくり」で1軍での活躍を誓う。

 昨季は57試合に出場し、9安打10打点1盗塁、打率は1割9分6厘だった。代走や守備固めでチームの日本一を支えた。昨年6月末の北海道日本ハムファイターズ戦では、三回に1号2ラン本塁打を放つなど活躍した。

 国内フリーエージェント(FA)権を取得したが行使せずに残留した。「(監督に)いつ行けと言われても、レギュラー陣と変わらないプレーをする。そのような立ち位置で昨年、おととしもやってきた。準備や要領はつかめてきている」と、チームでの自身の役割を語る。

 今年5月14、15日のロッテ戦は2016年以来、8年ぶりの沖縄開催となる。16年当時はプロ1年目。故郷で先制の打点を挙げる活躍を見せ、プロ初のお立ち台にも上がった。「応援してくれる人は(ホームの)京セラよりも多い。それまでに試合に出させてもらえるような信頼を得たい。どうにか1軍に入る。けがに注意してやれれば」と故郷での公式戦に向けて意気込む。

 昨年末には県出身のプロ野球選手が指導する野球教室にも参加し、沖縄で野球少年たちを精力的に指導した。

 野球人口の減少を憂い、「沖縄出身の選手が活躍して野球をどんどん盛り上げて、野球人口を増やしたい」と熱意を示した。

 (名波一樹)