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ザ・テラスホテルズ、ホーム初勝利ならず<JHL>【18日の試合】


ザ・テラスホテルズ、ホーム初勝利ならず<JHL>【18日の試合】 ザ・テラスホテルズ―オムロンピンディーズ 守備の頭上からシュートを狙うテラスの喜納歩菜(左から2人目)=18日、名護市の21世紀の森体育館(大城三太撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 日本ハンドボールリーグ(JHL)女子のザ・テラスホテルズは18日、名護市の21世紀の森体育館でオムロンピンディーズ(熊本)と今季第10戦を行い、18―32で敗れ、ホーム戦初勝利は持ち越しとなった。通算成績は2勝7敗1分け。勝ち点5で9位。

 前半は序盤こそ競り合ったが、速攻を受けての連続失点で突き放され、7―16で折り返した。後半はGK廣田美月の好セーブもあったが、得点を伸ばせなかった。

 次戦は23日、富山県のアルビス小杉総合体育センターでプレステージ・インターナショナル・アランマーレと対戦する。

喜納7得点、気を吐く

 オムロン戦は、いくつもの課題が浮かび上がる結果と内容になった。日体大4年の喜納歩菜が前半5点を含む計7点で気を吐いた。ただ、シュート数15本に対しての成功率は約5割。精度の向上も求められる。

 試合を通し、連続失点が勝敗に大きく響いた。前半は5点、後半は4点を立て続けに奪われ、一気に引き離された。攻めあぐねた後に速攻から失点する場面が特に多かった。

 得点源となった喜納は後半、相手守備に的を絞られて徹底マークを受けた。「シュートが入らなくなった時に、あせってパスを出すパターンになった。周りをうまく生かすプレーをしないといけない」と自省を込める。

 そんな中、大阪体育大4年のGK廣田美月が「うまくリズムがつかめた」と好セーブを連発。33本中12本を防ぐ内容で大きな収穫となった。一方で「サイドからのシュートを防ぎきれなかったのは課題」と浮かれることはなかった。

 日体大4年の大島ひなたは喜納とのコンビプレーも光った。廣田を含め、1月に加入したばかり。試合経験を重ね、パスワークや戦術理解を深めれば、「伸びしろはたくさんある(東長濱監督)」と期待が掛かる。

(大城三太)

(18日・和光市総合体育館ほか)
▽女子
オムロン(17)
 32―18(16―7,16―11)
ザ・テラスホテルズ(5)

相手GKのうまさあった

 東長濱秀作監督(ザ・テラスホテルズ)の話 相手GKのうまさもあったが、シュートをはじかれたり、ミスがあったりで得点が入らなかった。10本の速攻のうち、1本しか決めることができなかった。われわれがやりたいことを逆にやられてしまった。