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FC琉球、昇格挑む きょう開幕戦 VS奈良 「推進力」発揮へ心一つ


社会
FC琉球、昇格挑む きょう開幕戦 VS奈良 「推進力」発揮へ心一つ 2024シーズンの選手と金鍾成監督(FC琉球OKINAWA提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 サッカーJ3は24日に開幕し、FC琉球OKINAWAは奈良クラブとアウェーで戦う。ホーム開幕は3月2日午後4時から、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで松本山雅FC(長野)とぶつかる。J3はホーム&アウェー方式で2回戦総当たりで各チーム38試合を行う。日程は11月24日まで。J2へ昇格できるのは3チーム。年間順位上位2チーム(J2クラブライセンス交付チームに限る)、3~6位までのチームで昇格プレーオフを行い、制したチームが昇格を手にする。県出身選手は上原牧人、高安孝幸、津覇実樹、幸喜祐心の4人。金鍾成(キン・ジョンソン)監督が指揮し、野田隆之介主将を中心にチーム一丸でJ2昇格を目指す。

(文・大城三太、写真・喜瀬守昭、大城直也)

J3での2シーズン目に向けてチームを引っ張る野田隆之介主将

 チームは名称を新たにFC琉球OKINAWAとし、「Rewind(リワインド) 琉球昇竜」のチームスローガンを掲げてJ2昇格へと巻き返しを誓う。J3は大宮、金沢を加えた20チームで激しい戦いを繰り広げる。

 野田隆之介主将は「チームとしてゴールに向かうプレーが増えている。中盤からDFへ下げていた場面でも(簡単には下げず)、前へ前へと運ぶようになっている」と推進力をキーワードに掲げる。「どんな困難な時でも前向きなプレーでチームを引っ張りたい」と決意を示した。

 金鍾成(キン・ジョンソン)監督は「変化して成長し続けないといけない。開幕から1カ月後も同じチームでは駄目。シーズンが終わった時には違うチームになっていないといけない。結果を受け入れながら、個人が成長していくことが大事になる」と述べた。

「得点に絡みたい」と意欲を示す富所悠
「得点に絡みたい」と意欲を示す富所悠
チームを鼓舞するプレーを誓う平松昇
チームを鼓舞するプレーを誓う平松昇

 チーム在籍最年長の富所悠は「開幕が楽しみ。守備にも多くの時間を費やしてきた。僕自身は前気味のポジションで出るかなと思う。得点に絡みたい」と意欲を見せた。

 ボランチの平松昇は「ゴール前の球際の局面が大切になる。最後に一歩足を伸ばすなど、勝敗を左右する守備の場面で相手を一つ上回るプレーができるよう強い気持ちで臨む。全員で守備の強度を上げ、戦う姿勢や迫力を見せて周りを鼓舞するプレーをしたい。サポーターと熱気を高め合っていけるシーズンにしたい」と思いをたぎらせた。

守備でチームを支えるGK六反勇治
守備でチームを支えるGK六反勇治