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嶺井(ソフトバンク)開幕1軍目指し 優勝貢献へ黙々体づくり <プロ野球キャンプ>


嶺井(ソフトバンク)開幕1軍目指し 優勝貢献へ黙々体づくり <プロ野球キャンプ> 守備練習で汗を流すソフトバンクの嶺井博希=6日、宮崎市生目の杜運動公園(名波一樹撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 プロ11年目。福岡ソフトバンクホークスに移籍して2年目を迎える嶺井博希(32)=沖縄尚学高―亜細亜大出。日本代表経験のある正捕手・甲斐拓也らとの競争もあり「できることは限られている。試合に出るため、実力をレベルアップさせる」と開幕1軍を目指し、黙々と練習に打ち込む。

 春季キャンプではシートノックなどの守備練習に汗を流した。打撃力強化にも精力的に取り組み、ティー打撃では力強いスイングも見せた。オフ期間にはバッティングやスローイングなどを見直した。「1年間戦える体をつくり、ここまで順調に取り組んできたことを実戦へとつなげたい」と意気込む。

 昨年、横浜DeNAベイスターズから国内フリーエージェント(FA)権を行使して移籍した。昨季は44試合に出場、7安打6打点、本塁打2。打率は2割6厘だった。8月末のオリックス戦で移籍後初の2ラン本塁打、9月のロッテ戦では勝ち越しの本塁打を放った。DeNA時代から出場数は減ったものの、要所ではバットでチームを支えた。しかし結果はリーグ3位、前年から順位を落とした。「終わり方は良くなかったが、チームやリーグが変わって模索しながらの1年だった」と振り返る。

 新シーズンに向けて「目標とする数字はない。優勝するために全力を尽くすだけだ」と協調する。自身の目標を多くは語らず、チームが頂点に立つことのみを見据えている。

 年末には県内で開かれた野球教室に参加し、子どもたちを指導した。「捕手は地味なポジションだがやりがいは大きい。(子どもたちに)教えるだけではなく、自分のプレーをしっかりやる」と活躍を誓った。

 (名波一樹)