有料

テラス追い上げも惜敗 アランマーレに28―31 戦術面は機能も連続失点悔やむ【23日の試合】


テラス追い上げも惜敗 アランマーレに28―31 戦術面は機能も連続失点悔やむ【23日の試合】
この記事を書いた人 Avatar photo 古川 峻

 日本ハンドボールリーグ(JHL)女子のザ・テラスホテルズは23日、富山県のアルビス小杉総合体育センターでプレステージ・インターナショナル・アランマーレと第11戦を行い、28―31で惜敗した。通算成績は2勝8敗1分けで勝ち点5。順位は9位のまま。

 前半は一進一退の攻防が続いた。朴宣映(パク・ソンヨン)を中心に攻撃を組み立て、13ー15で折り返したが、後半立ち上がりで4連続得点を許した。その後は粘り強く食らいついたが、逆転には至らなかった。

 次戦は25日午後2時から、名護市の21世紀の森体育館でソニーセミコンダクタマニュファクチャリングと対戦する。


 前半終了間際にパスミスからのカウンターで点を奪われ、後半立ち上がりに4連続失点を喫したザ・テラスホテルズ。後半16分に4本目の7メートルスローを与え、これを決められると7点差に離される場面。最年長のGK田口舞が前に出て圧をかけ、シューターのミスを誘った。ここから流れが変わり、テラスが怒濤(どとう)の追い上げを見せた。

 得点源の朴宣映(パク・ソンヨン)と大島ひなたをダブルバックプレーヤーに初めて採用し、機能した。大島のカットインプレーなどで5連続得点を奪い、勢いそのままに後半残り約3分で1点差に迫った。だが、ここで相手の素早いパス回しからフリーで得点を決められ、勝利が遠のいた。

 東長濱秀作監督は、前半終了間際からの連続失点を「簡単に点を与えてしまった。これが勝つチームとの違い」と悔やむ。それでもリーグ4位の強敵に最後まで食らいつく試合を展開し「戦術面で明るい兆しも見えた」。次戦はリーグ2位とのホーム戦だ。東長濱監督は「相手がどこだろうと自分たちが積み上げてきたものがある。チャレンジして勝利につなげたい」と前を向いた。

 (古川峻)