男子は興南BIC　元コラソン勢がけん引　ハンドボール・県総合選手権【25日の試合】

　ハンドボールの第57回県総合選手権最終日は25日、八重瀬町具志頭社会体育館で開かれた。男子は興南BICが29―26で丸松建設を破って優勝した。女子はレキオクラブが24―21で宜野湾ガスクラブを退けて頂点をつかんだ。マスターズの部は糸満OB、50代以上マスターズ50sの部はコザOBが制した。

　興南BICが追いすがる丸松建設を振り払って逃げ切った。興南高OBを中心に構成し、元コラソンの棚原良、美並省吾、GK内田武志らを擁する。棚原が自らをおとりにしたプレーで守備と駆け引きし、美並が8点、金城武浩が7点と得点源になった。金城は「攻撃に専念させてもらい、ワンプレー速く動いて得点できた」とチームを誇った。

　前半は終盤に5連続得点を決め、7点差で折り返した。後半は2点差まで迫られたが、内田を中心に踏ん張り逃げ切った。監督兼選手の浅野謙二は「ファウルが多くなって退場者も出たのは課題」と自戒を込めた。宮城護（ごう）主将は「昨年は九州2連覇の後の全国大会が台風で中止になった。気持ちが切れて、一度はチームの士気が落ちた。4月の県予選、5月の九州、8月の全国に向けてチーム力を高めていきたい」と再び全国に向けて動き出す。

（大城三太）

【男子】
▽準決勝
興南BIC　40―26　那覇西ク
丸松建設　38―29　HC　FURIMUN
▽決勝
興南BIC　
29―26（16―9,13―17）
丸松建設