ゴルフのダイキン・オーキッド・レディス第3日は2日、琉球GC(6595ヤード、パー72)で行われ、21歳で通算4勝の岩井千怜が3位から10バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの65と伸ばし、通算13アンダーの203で単独首位となった。前日首位で71だった西郷真央が1打差の2位で追う。68を出した仁井優花と70だった菊地絵理香が通算9アンダーの3位に並んだ。2年連続年間女王の山下美夢有は6アンダーの5位。県勢トップは荒川怜郁で2アンダーの20位だった。約6年ぶりに復帰の森田理香子らと並び、アマチュアの吉﨑マーナはイーブンパーの28位。比嘉真美子は44位、仲宗根澄香は49位となった。(出場54選手=アマ1、曇り、気温13・8度、北の風5・7メートル、観衆3648人)
荒川怜郁は2バーディー、3ボギーで回り、20位に順位を落とした。ピンポジションが厳しい位置に変わり「今日はシンプルに難しかった」。2番では、ピン手前を狙ったアプローチショットが、意識し過ぎてグリーンにも達せずボギーに。「攻めすぎて奥に飛ばすのが怖かった」とショートからボギーにすることが多かった。
一方、13番は「手前に打とうと思っているとさらに前になる。ここはいけると思った」とあえて飛ばし、ピンから3メートルの位置につけてバーディー。最終日は「あまりむちゃはせず、自信を持てたら攻めたい」とバランスを考える。
「去年よりうまく回りたい、アンダーに達したいという気持ちが出てしまった」と、予選ほどのびのびとプレーできなかった。それでもボギーを連発した昨年3日目とは異なり、笑顔が多く見られ、リラックスした様子だった。
この日も持久力の課題克服のため、朝から会場の駐車場を走った。「去年と同じことになるのは悔しい。だけどあまりそういうことは考えず、一打一打に集中したい」と今年は笑顔で終えるつもりだ。
(古川峻)