MF岡澤昂星が切れ味鋭いパスで数多くのチャンスをつくり出した。俊足を生かして守備の裏に抜け出す白井陽斗にスルーパスを供給し続けた。
後半、右のアウトサイドで蹴り出したパスがDF陣を置き去りにし、白井がPKを得るきっかけとなった。「後半は前の位置でプレーし、パスを受ける回数が増えた」と中継役を担い流れをつくった。
終了間際に最後のワンプレーで失点したことを「詰めの甘さや勝負どころでの弱さが出た。防ぎ切れた失点だけに悔しさが残る」と唇をかんだ。
セレッソ大阪から育成型期限付きで2季目を迎える20歳。6日に1回戦を控えるルヴァン杯は特別な思いで挑む。「2022年のプロデビュー戦で初ゴールを決めたのもこの大会。一戦一戦大事に戦いたい」とチームの推進力になることを誓った。
(大城三太)