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ヴィクサーレ沖縄が九州一 長崎に2―0 サッカー九州クラブユースU13


ヴィクサーレ沖縄が九州一 長崎に2―0 サッカー九州クラブユースU13 決勝 ヴィクサーレ沖縄FCジュニアユースーエクセデール長崎 前半、中央から蹴り込み、先制点を決めるヴィクサーレの久保田凛(右)=3日、金武町フットボールセンター(チーム提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 サッカーの第18回九州クラブユース(U―13)大会が2、3の両日、金武町フットボールセンターなどで開かれ、県代表のヴィクサーレ沖縄FCジュニアユースが優勝し、九州一に輝いた。3日の決勝で久保田凛、仲宗根崚が得点しエクセデール長崎を2―0で退けた。同大会でのヴィクサーレの優勝は2018年の第12回大会以来6年ぶり。大会には九州各県から16チームが参加した。

▽1回戦 ソレッソ宮崎3―0小倉南(福岡)、ヴォラエスト宮崎2―0FC志布志(鹿児島)、エクセデ―ル長崎2―1スマイス・セレソン(大分)、ギラヴァンツ北九州(福岡)2―0グラ―ナ武雄(佐賀)、オリエント(福岡)0―0(PK4―3)ヴェルスパ大分、ヴィクサ―レ沖縄2―1原田学園(鹿児島)、ロアッソ熊本1―0BUDDY(福岡)、ソレッソ熊本0―0(PK4―1)フクオカ―ナ(福岡)

生き生き 力出し切る 「九州とも十分戦える」

 中学1年生のU―13世代の大会。ヴィクサーレ沖縄FCジュニアユースの各選手が生き生きとピッチを駆け回った。

 決勝は前半から怒濤(どとう)の攻撃で敵陣へ迫り、左の柳川大悟のクロスを川上琥暉(ことき)が折り返し、中央の久保田凛が押し込んだ。「準決勝では1対1の場面で決めきれずに悔しかった」と決勝で借りを返した。

 追加点は仲宗根崚(りょう)。相手GKがクリアしたボールが足元に転がってきたチャンスを逃さず、狙い澄ましたミドルを蹴り込んだ。

 玉城陽(はる)は個人技を駆使しながら攻めの起点となった。170センチ台でセンターバックの照屋千武(せん)、玉那覇笙(しょう)が安定した守備でチームを支えた。組織的なパスワークに加え、サイド攻撃を徹底して相手を攻略した。玉那覇は後方から精度良くロングパスを放ち、右の川上、左の大城弐礼(にらい)らが裏のスペースへ走り込んだ。

 1回戦こそ緊張があったと言うが2―1で振り切り、以降は無失点とし、どのチームにも臆することなく持てる力を出し切った。

 準決勝はJチームユースで優勝候補のロアッソ熊本を撃破。玉城は「前半は圧倒し、後半は耐えて勝てた」、仲宗根は「九州のチームとも十分戦える力があった」と胸を張った。

 (大城三太)

九州一に輝いたヴィクサーレ沖縄FCジュニアユース(提供)

▽準々決勝

ソレッソ宮崎 2―1 ヴォラエスト宮崎
エクセデ―ル長崎 1―1(PK4―3) ギラヴァンツ北九州
ヴィクサ―レ沖縄 3―0 オリエント
ロアッソ熊本 1―0 ソレッソ熊本

▽準決勝

エクセデ―ル長崎 0―0(PK5―4) ソレッソ宮崎
ヴィクサ―レ沖縄 1―0 ロアッソ熊本

▽3位決定戦

ロアッソ熊本 1―0 ソレッソ宮崎

▽決勝

ヴィクサ―レ沖縄
 2―0(2―0,0―0)
エクセデ―ル長崎