日本ハンドボールリーグ(JHL)女子のザ・テラスホテルズは3日、岐阜県のOKBぎふ清流アリーナで飛騨高山ブラックブルズ岐阜と対戦し、26―25で勝利した。通算成績は3勝9敗1分けで勝ち点7。順位は8位となった。
前半は序盤から相手に守備を崩され、最大4点差をつけられた。テラスは相手の退場で数的有利な時間帯に當山桃加の連続シュートを含む4連続得点もあり、15―13とリードして折り返した。後半に入るとミスで攻撃機会を失い、得点が伸びない間に追い上げられた。
その後はお互いに点を取り合う時間が続き、同点のまま終盤へ。引き分けで終わるかと思われたが、試合残り1秒で喜納歩菜が得点を決めて、勝ちきった。
テラスの次戦は10日午後2時から名護市の21世紀の森体育館でイズミメイプルレッズと対戦する。
ザ・テラスホテルズの喜納歩菜が終了間際に劇的な勝ち越しシュートを決めて、今季3勝目を挙げた。勝利を決めるとベンチから選手が飛び出し、喜納を囲むようにして笑顔で勝利を喜んだ。
前半はお互いに点を取り合う展開だったが、早いパス回しから岐阜に連続で得点され、点差をつけられた。岐阜に退場者が出ると當山桃加の連続シュートなどで追い上げ、逆転に成功した。GK桑原美紗季が失点を許さず、2点リードで折り返した。
後半に入ると攻撃の軸である朴宣映が足を痛めて、一度コートを離れる。その間に攻撃のミスも出て、逆転された。代わったGK田口舞の好セーブでしのぎ、朴がコートに戻ると連続得点などで逆転するも、残り38秒で追い付かれた。
攻め込むも相手守備に止められ、残り3秒からフリースローで再開。チームは喜納に最後のシュートを託した。當山、大樋歩希、杉本七海は相手守備が喜納に詰めるのを防ぎ、フリーの状況をつくると喜納は残り1秒で相手GKの逆をついてゴールネットを揺らした。
5試合ぶりの勝利で順位も一つ上げた。このいい流れのまま10日のホーム戦にも勝利し、今季初の連勝を狙う。
(屋嘉部長将)
▽女子
ザ・テラスホテルズ(7)
26―25(15―13,11―12)
飛騨高山(6)
ソニーセミコンダクタ(23)
27―24(13―10,14―14)
HC名古屋(5)