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沖縄SV、2連勝 浦安に1―0 サッカーJFL【17日の試合】


沖縄SV、2連勝 浦安に1―0 サッカーJFL【17日の試合】 沖縄SV―ブリオベッカ浦安 後半終了間際に決勝ゴールを決める沖縄SVの有田朱里(左)=17日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアム(喜瀬守昭撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 サッカー日本フットボールリーグ(JFL)の沖縄SVは17日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムでブリオベッカ浦安と第2節で対戦し、試合終了間際の得点で1―0勝利し、開幕2連勝とした。

 前半は互いに一歩も引かず、攻守でせめぎ合ったが0―0で折り返した。後半も好機をつくりながらぶつかり合う時間帯が続いたが、終了間際に山田涼太のロングスローから中央で混戦となり、こぼれた球を最後は有田朱里(しゅり)が押し込んだ。

 次戦は23日、愛知県の岡崎市龍北総合運動場龍北スタジアムでFCマルヤス岡崎と対戦する。

有田 終了間際の殊勲弾

 ドローで終えるかと思われた肉弾戦だったが、試合終了間際のセットプレーから得点が生まれた。

 山田涼太のロングスローに空中戦で我那覇和樹が競り勝ち、中央の混戦から最後は有田朱里が押し込んだ。有田は「シュートを打てないシーンが続いていた。こぼれ球を押し込むだけだった」と貴重な1点をもたらした。

 浦安は、沖縄SVと同じく昨季からJFLに加入し、1季目で2位の好成績を収めた。浦安の監督は「起点の選手を抑えようとしても、次に起点となる選手にテンポ良くボールを回された」と沖縄SVの印象を語った。

 その起点となっているのが前線で張り気味にプレーした荒井秀賀、安定感が光る秋本和希だった。後半に交代となってからは、冨久田和真が馬力を上げてパスを供給してゴールへの推進力をけん引した。

 後半35分過ぎ、失点をしてもおかしくない場面もあったが、DF長井響が滑り込んでシュートを押さえ込むなど、守備陣のしぶといプレーでゴールを守った。

 後半から出場した我那覇は「みんな向上心があり、一人一人が役割をこなせれば上にいけるはずだ」とチームの勢いに手応えを感じている様子だった。

 (大城三太)


沖縄SV(6)
 1―0(0―0,1―0)
ブリオベッカ浦安(0)

勝ち点3は大きい

 小野木玲監督(沖縄SV)の話 ホーム戦でサポーターを前に、勝ち点3を取れたことはチームにとって大きい。しかしゴール前で、もう一つ仕掛けようという思いや技術が必要。勇気のなさが出た。まだまだ成長しないといけないし、悔しさの方が大きい。

最後は集中力切れた

 都並敏史監督(浦安)の話 スペースを空けすぎないように意識していたが、相手はテンポ良くボールを動かし、捕まえづらかった。去年と変わって攻撃的だった。おびき出された後に背後を突かれた。最後は0点で終わりたかったが集中力が切れた。