日本ハンドボールリーグ(JHL)男子の琉球コラソンは23日、愛知県の岡崎中央総合公園総合体育館でトヨタ車体ブレイヴキングスと今季第16戦を行い、22―33で敗れた。通算成績は2勝13敗1分けで順位は11位のまま。
試合開始すぐに速攻で4連続得点されたが、相手選手退場の間に守備の隙をつき、一時は同点に追いついた。
前半を12―16で折り返すと、後半は固い守りを崩せず点差を広げられた。
次戦は31日午後1時から県立武道館で豊田合成ブルーファルコンと対戦する。
▽男子
トヨタ車体(32)
33―22(16―12,17―10)
琉球コラソン(5)
10点以上の差を付けられた琉球コラソン。粘り強いプレーの重要さを再確認させられた。トヨタ車体の横一線による厚い守備に阻まれ苦戦を強いられた。長身の選手が多い相手とフィジカル面でも差があった。序盤、速攻で4連続得点を許した場面で東江正作監督はタイムアウトを取った。「守備の薄い部分を攻めるよう促した」
前半12分に相手選手による退場で数的有利になると、すかさず守備の隙を狙った。素早いカットインを決めるなど連続4得点し、一時は同点に追いついた。一進一退の攻防を繰り返し、髙橋友朗の活躍などでトヨタ車体の守備を揺さぶった。後半は、相手のロングパスと速攻で序盤に5連続得点を許した。東江監督は「攻撃で我慢のプレーができず結果としてパスの精度が落ちてしまった」と振り返る。ただ首位チームと対戦し収穫もあった。「(トヨタ車体の)厚い守備を揺さぶることができたのではないか。改めて粘り強いプレーの大切さを学んだ」と語り、次戦を見据えた。
(渡真利優人)