全国高校選抜大会は28日、各地で行われ、自転車の男子ケイリン1~6位決定戦で久貝一心(北中城)が3位だった。剣道は女子の興南が準々決勝で五泉(新潟)に1―1の本数差で敗れた。島袋美々夏が女子優秀選手に選ばれた。
県や九州で複数のタイトルを取ってきた久貝一心(北中城1年)が、初めてケイリンで全国の表彰台に上がった。昨年10月の国体のケイリン9位からさらに力を伸ばし、「全国で3位になれたことが率直にうれしい」と喜んだ。
ペースメーカーが抜けた瞬間、国体1位だった河上駿太が一気にギアを上げた。久貝は6人の最後尾につき、河上を抜こうとする選手がコーナーの外側に出るたびにするりと内側に入り込み、順位を上げていった。「元々は自分が仕掛けたかったけど、うまく状況に対応できた」と納得した。
全国総体では優勝を目指す。「もっと足の力をつけて今度は自分から試合をつくれるようになりたい」とさらなる高みを目指す。
(古川峻)
<自転車>
(28日・北九州メディアドーム)
▽男子ケイリン準決勝
「2組」 (3)久貝一心(北中城)=決勝進出
▽同決勝 (3)久貝一心(北中城)