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FC琉球、引き分ける 猛攻受けるも耐えきる 八戸と1―1<J3リーグ>第8節第2日【7日の試合】


FC琉球、引き分ける 猛攻受けるも耐えきる 八戸と1―1<J3リーグ>第8節第2日【7日の試合】
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 サッカーの明治安田J3第8節第2日の7日、FC琉球OKINAWAは青森県のプライフーズスタジアムでヴァンラーレ八戸と戦い、1―1で引き分けた。通算成績は3勝1敗3分け。勝ち点12で順位は7位のまま。

 前半から相手のプレスに苦しめられ、ペースを握られた。16分にクロスから頭で先制され、0―1で折り返した。後半は4分、高安孝幸が仕掛けて得たPKを白井陽斗が決めて今季6得点目を挙げた。その後は攻める時間帯もあったが逆転はならず、終盤に受けた猛攻を防いで引き分けに持ち込んだ。次戦は10日、福岡県のミクニワールドスタジアムでギラヴァンツ北九州と対戦する。

 琉球は八戸の前線からの激しいプレスに押され、前半から受け身にならざるを得ない時間帯が続いた。攻め込まれる状況が続くなか、平松昇のクリアボールを狙われ、右クロスから頭で先制された。再三の攻めに対し、センターバックの鈴木順也が体を寄せた守備で危機を防いだ。

 後半4分、状況を打開したのは高安孝幸だった。右の幸喜祐心が起点となったパスを最後は白井陽斗が高安へつないだ。GKのファウルを誘ってPKを得て、白井が確実に決めた。最後まで猛攻を受けたが、何とか逃げ切った。開幕以来、上原牧人の右MF起用がずばり効果的で試合ごとに存在感を増している。高安が2試合連続で得点に絡んだことも好材料となった。

 金鍾成監督は「勝ち点1を拾ったゲームになった。前半、守備で対応できず、攻撃では嫌な距離感で守られてコースがなかった。後半は幸喜が相手一人をはがして、幾度か攻めることができた。ホームとアウェーで内容に差が出ていることが課題」と総括した。

 今季7試合で6得点の白井は「アウェーで勝ち点1を持って帰れることを前向きに捉えたい」と、連戦となる10日の北九州戦に向けて気持ちを切り替えていた。

 (大城三太)


(1)プラスタ
八戸 1勝3分け3敗(6)
 1―1(1―0,0―1)
琉球 3勝3分け1敗(12)

▽得点者 【八】 前沢(1)【琉】 白井(PK)(6)
▽観客 1001人