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宮古島トライアスロン 完走へ整備も入念 出場者、バイク預託に列


宮古島トライアスロン 完走へ整備も入念 出場者、バイク預託に列 本番に向け、バイクの預託エリアに向かう選手たち=13日、宮古島市下地与那城(喜瀬守昭撮影)
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 第38回全日本トライアスロン宮古島大会(宮古島市、琉球新報社主催)の開催を翌日に控えた13日、宮古島東急ホテル&リゾーツに設けられたバイクステーションでバイクの預託手続きが行われた。選手らはバイクのセッティングや整備を入念に済ませてバイクを預けた後、コースを確認して最終調整を終えた。

 同日は最高気温25・6度、湿度87%。蒸し暑さの中、選手らがバイク預託のため列をつくった。係員はボトルとゼッケン、ヘルメットがそろっているかを確認していた。

 6回目の出場となる金子茂さん(63)=埼玉県=は第8回大会(1992年)以来32年ぶりの参加となる。仕事の都合で出場を控えていたものの、島を挙げての一体感が忘れられなかったという。5回とも完走しているといい「6個目の完走メダルを取ることが目標」と語った。

 歯科医師の寺田香織さん(62)=東京都=は前回大会に引き続き、練習仲間と共に出場する。普段は歯科医業の問診に自転車で回るほどトライアスロンに没頭。「去年に続き今年も暑くなりそう。水分と塩分を多めに取りたい」と熱中症対策に気を配る。

 預託手続きを1番で終えた辻本春寿さん(53)=埼玉県=は7回目の出場となる。「早く預けてゆっくりしたい。年齢もありタイム更新は難しいが、完走できるように頑張りたい」と意気込んだ。

 (渡真利優人、西田悠)