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被災地から7人参加 チーム石川「支援に感謝」 第38回全日本トライアスロン宮古島大会


被災地から7人参加 チーム石川「支援に感謝」 第38回全日本トライアスロン宮古島大会 能登半島地震の支援に対する感謝の思いを込めて競技に挑んだチーム石川のメンバーら=14日午後、宮古島市陸上競技場
この記事を書いた人 Avatar photo 友寄 開

 「全国からのご支援に感謝申し上げます」。今年1月に能登半島地震があった石川県から参加した「チーム石川」のメンバー7人は、トライアスロンの縁が生んだ支援に感謝しながら大会に挑んだ。

 震災後、復興に向けて日本トライアスロン連合から石川県トライアスロン協会を通じて石川県に寄付金300万円が贈られた。チーム石川の清水健一郎さん(64)は石川県協会に相談し、感謝を伝える横断幕を同協会が作成した。横断幕は大会前の12日に開かれた歓迎会「ワイドーパーティー」の会場に掲げた。

感謝を伝える横断幕を掲げたチーム石川のメンバーら=12日、宮古島市平良のJTAドーム宮古島

 チーム石川の田野康夫さん(50)=会社経営=は初めて宮古島大会に参加した。「応援もそうだが、沖縄の人の優しい気持ちに触れることができて良かった」と話し、支援に感謝した。

 清水さんはぎっくり腰を患いながらも完走した。「宮古島の人やトライアスロン関係者に感謝の思いを伝えたくて、ぎりぎりだったが一生懸命頑張った」と語った。

 「『石川県は元気だぞ』ということも伝えたかったことの一つだ。復興に向け、多くの人が足を運んでくれることを望んでいる」と語った。

 (友寄開)