サッカーの明治安田J3FC琉球OKINAWAは20日、いわぎんスタジアムで第3節いわてグルージャ盛岡戦を行い、1―1で引き分けた。通算成績は4勝2敗4分け。勝ち点16で順位を6位に上げた。
前半9分、左サイドからつなぎ、藤春廣輝のクロスを幸喜祐心が押し込んで先制した。攻防戦が続くなか、34分に同点に追い付かれた。GK東ジョンが一度はじいた球を蹴り込まれ、1―1で折り返した。後半は途中交代の高安孝幸が果敢にダイレクトシュートなどを狙ったが、ゴールに届かなかった。
次戦は28日、Axisバードスタジアムでガイナーレ鳥取と対戦する。24日午後7時からは、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムでYBCルヴァン・カップ1次ラウンド2回戦でガンバ大阪と対戦する。
(1)いわスタ
岩手 2勝3分け5敗(9)
1―1(1―1,0―0)
琉球 4勝4分け2敗(16)
▽得点者 【岩】 都倉(1)【琉】 幸喜(2)
▽観客 812人
開幕戦以来となる幸喜祐心の今季2ゴール目で前半9分に先制した。岩渕良太、富所悠から駆け上がった藤春廣輝へつなぎ、中央へのクロスに走り込んだ幸喜が蹴り込んだ。
9試合8得点と好調の白井陽斗も裏への抜け出しから得点を狙い、藤春の強烈なシュートはゴールをかすめるなど、追加点は近いように思われた。しかし、せめぎ合いが続き、GKの東ジョンがはじいた球を押し込まれ引き分けとされた。
後半投入の高安孝幸もドリブル突破などでゴールに向かう姿勢を鮮明にしたが、得点には届かなかった。30分過ぎから10分間ほど、互いに中途半端で煮え切らないボール回しで間延びする時間帯があった。誰がキーマンとなって、その状況下でどのようにリズムを変えていくのかも課題となった。
金鍾成監督は「ここ数試合、ホームとアウェーの内容に差がある。移動の疲労感があるなかで、いつものテンポがつかめないなりに結果にこだわっていかないといけない」と戒めた。
次は24日にホームでJ1ガンバ大阪とルヴァンカップで火花を散らす。各選手が個性を発揮して、伸び伸びとプレーができるかに期待がかかる。
(大城三太)