ソフトボールの第21回全日本・西日本一般男子選手権県予選大会は20日、北谷町の桑江総合グラウンドで決勝が行われ、レッドテールが6―1(六回時間切れ)でOLD ROOKIESを破り、2年連続2度目の優勝を果たした。レッドテールは全日本大会(8月24~26日、宮崎県)、準優勝のOLD ROOKIESは西日本大会(11月9、10日、高知県)への出場権を得た。
前回大会と同じカードで迎えた決勝。投手の大城隆貴がレッドテール優勝のキーパーソンとなった。先発で登板し、6回1失点に抑える好投を見せたかと思えば、攻撃でも適時打で存在感を発揮。2大会連続2度目の優勝をたぐり寄せた。「連続優勝という目標へのプレッシャーもあった。先輩への恩返しができたと思う」とすがすがしい表情を見せた。
投球では直球で追い込むだけでなく上下の変化球を巧みに操り、打者に揺さぶりをかけた。「ストレートに切れがあった。調子が良かった」と振り返った。
打撃では、二回1死二塁の場面で緩く浮いた外角寄りのボールを捉え、先制点を演出。1点を先制した。「1点だけではすぐに追いつかれる」と気を緩めることなく、三回2死の場面でも「抜けた瞬間、全力疾走した」という左方向への痛烈な打球をランニング本塁打にし、1点を追加した。
8月には全日本大会が控えている。前回大会ではベスト8だったことを踏まえ「全力で走ることを徹底したい。投手としても相手からの圧に耐えたい」と意気込んだ。
(渡真利優人)