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又吉(沖水)Lウエルター制す 各階級で頂点決まる 沖縄県高校春季ボクシング


又吉(沖水)Lウエルター制す 各階級で頂点決まる 沖縄県高校春季ボクシング 男子ライトウエルター級決勝 激しい連打をたたき込む沖縄水産の又吉快=22日、糸満市の沖縄水産高校(名波一樹撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 ボクシングの第30回県高校春季大会最終日は22日、沖縄水産高で決勝が行われた。男子ライトウエルター級の又吉快(沖縄水産)はRSC2回1分19秒で大泊風雅(コザ)に勝利した。同バンタム級の根間空志(陽明高支)はRSC2回2分で高山朝生(沖縄水産)を下した。同ライト級の宮里阿連(北谷)はRSC3回1分54秒で森田誠波(宜野座)を破った。同ピン級は比嘉暖人(球陽)、同フライ級はレイノルズ・レン(沖縄水産)がそれぞれ頂点に立った。同ライトフライ級の與那覇大然(コザ)、女子バンタム級の西里柚南(宮古総実)は認定優勝だった。

雪辱果たすストレート

 初陣での雪辱を果たす右ストレートだった。男子ライトウエルター級決勝で又吉快(沖縄水産2年)が拳を交えたのは、昨年10月の新人大会で敗北を喫した相手。インファイター同士の打ち合いにも、冷静な試合運びで的確に攻め、2回1分19秒RSC勝ちで頂点に立った。

 昨年の夏にボクシングを始めた。デビュー戦の新人大会準決勝は熱くなって攻撃を浴び、僅差で判定負け。それから乱打戦でも打っては引くなど、被弾を回避する練習を積んできた。

 今大会の決勝は1回から打ち合いとなったが「落ち着いて真っすぐ」とコンパクトにワンツーを打ち込む。左アッパー、右ストレートで迫る相手の勢いをつぶし、ダウンも奪った。

 2回も強打を浴びせ続け、相手を逃がさない。鈍る相手に右ストレートを何度もヒットさせ、2度目のダウン。これが決定打となり、RSC勝ちを飾った。「練習通りだ」と成果を実感した。

 今年の夏休みには留学を予定する。「帰ってきたらまたボクシングに打ち込む。沖縄、九州、日本と優勝を目指したい」とさらなる飛躍を誓った。

 (名波一樹)


 【男子】
▽ピン級決勝
比嘉暖人(球陽) 判定 親川仁(沖縄水産)

▽ライトフライ級認定優勝 與那覇大然(コザ)

▽フライ級決勝
レイノルズレン RSC2回50秒 前嶋京龍(宮古工)

▽バンタム級準決勝
高山朝生(沖縄水産) RSC3回1分10秒 中村龍(沖縄水産)
根間空志(陽明高支) 判定 徳嶺来颯(沖縄水産)

▽同決勝
根間 RSC2回2分 高山

▽ライト級準決勝
宮里阿連(北谷) 判定 吉永羚将(宮古工)
森田誠波(宜野座) 判定 屋宜大智(浦添)

▽同決勝
宮里 RSC3回1分54秒 森田

▽ライトウエルター級準決勝
又吉快(沖縄水産) RSC1回1分27秒 沖本守生太(浦添)
大泊風雅(コザ) 判定 上原慎太郎(西原)

▽同決勝
又吉 RSC2回1分19秒 大泊

【女子】
▽女子バンダム級認定優勝 西里柚南(宮古総実)