ハンドボールの第3回大伸杯第52回県中学生春季選手権大会は27日、八重瀬町の東風平運動公園体育館で男女決勝までを行った。男子神森は安慶田を36―20で下し、2年連続19度目の頂点に立った。
神森は高火力の攻撃で追いすがる安慶田に隙を与えず圧勝した。右サイドの東江尚はチーム最多の8得点を挙げ躍動した。
3月の全国選手権大会は2回戦で惜敗。主将の金城藍希は「流れを相手に渡し、ミスが続いた」と敗因を語る。今大会決勝は、順調な滑り出しで点を重ねた。防御から速攻へ、決まらなければセットプレーと手を緩めない。ジャンプシュートを強化してきた東江は、相手GKの頭上を抜くシュートで点を奪うなど練習の成果も発揮。ミスも少なく、流れのままに勝ちきった。
2022年に全国大会で頂点に立った神森。東江は「シュートの精度をもっと上げて、自分が全国1位へと引っ張る」と王座奪還へ闘志を燃やした。
(名波一樹)