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コラソン惜敗 富山に23―25 終盤波に乗るも遅し【4日の試合】


コラソン惜敗 富山に23―25 終盤波に乗るも遅し【4日の試合】 琉球コラソン―富山ドリームス 後半、力強いシュートを放つコラソンの大田凱士=4日、那覇市の県立武道館(喜瀬守昭撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 古川 峻

 日本ハンドボールリーグ(JHL)男子の琉球コラソンは4日、那覇市の県立武道館アリーナで富山ドリームスと対戦し、23―25で惜敗した。通算成績は3勝18敗1分け。勝ち点7で順位は11位のまま。前半はゴールポストに阻まれるなど惜しいシュートが多く、波に乗りきれなかった。守備で衣笠友貴らGK陣が好セーブを連発し、7―11のロースコアで前半を終えた。後半は守備からの速攻で堤裕太や大田凱士が連続得点を決め、流れを引き寄せる時間帯もあった。だが前半の点差が最後まで尾を引いた。

 次戦は6日、福岡県の福岡市民体育館でゴールデンウルヴス福岡と戦う。


 琉球コラソンらしい「縦に強いハンド」が見られたのは終盤だった。残り約5分の17―22のタイムアウトで確認したのは1対1を完結させること。「何も考えずに突っ込んでいった」と大田凱士が切り込んで連続得点を決め、さらに佐藤草太も同様に得点を奪った。2点差まで詰め寄ったものの、流れを引き寄せるまでが遅かった。最終盤でステップシュートを決められ、逆転はかなわなかった。

 前半で7得点しか奪えなかった。1人が前に出る相手の1―5守備に攻撃リズムを狂わされ、ノーマークのシュートを外したり、無用な退場があったりとちぐはぐなプレーが目立った。東江正作監督は「波に乗りたいけど乗りきれない、今季を象徴するような試合だった」と声を落とした。

 大黒柱の東江太輝主将が前試合で両足を打撲し万全な状況ではなかった。それでも大学生ら若手主体の下位チームに敗れ、東江監督は「前半が全てだった。魂のこもったプレーをしていなかった」と猛省した。東江主将は残り2試合へ向け、「来季に良いつながりができるような試合をしたい」とうなだれながらも言葉を絞り出した。

 (古川峻)


力不足感じる

 東江正作監督(コラソン)の話 このような試合しか見せられず申し訳なかった。私自身絶対に勝たないといけないと言い続け、力不足を感じている。同じようなことが今後起こらないよう、次の試合は選手一丸となって死に物狂いで戦いたい。