女子サッカーQリーグ デイゴス勝利 柳ヶ浦高に2―1【19日の試合】


女子サッカーQリーグ デイゴス勝利 柳ヶ浦高に2―1【19日の試合】 先制点を奪い、仲間と喜ぶデイゴスの小池雪月(左)=19日、中城村のごさまる陸上競技場(大城三太撮影)
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 女子サッカー九州リーグ(Qリーグ)1部の琉球デイゴスは19日、中城村のごさまる陸上競技場で柳ヶ浦高(大分)と対戦し、2―1で勝利した。通算成績は3勝1分けで勝ち点10。

 前半28分に小池雪月が先制点を奪い、1―0で折り返した。後半30分に左からパスでつながれ、中央からのシュートで同点とされた。終了間際のコーナーキックから、再び小池が決めて土壇場で勝利をもぎ取った。

 次戦は26日午前11時から、同陸上競技場で神村学園(鹿児島)と対戦する。

小池、2得点の活躍

 小池雪月(ゆづき)の2得点で柳ヶ浦高を振り切った。前半28分に富沢藍那からのパスを受け、ワンタッチの後に狙い澄ました先制弾。後半に追い付かれたが、終了直前に得た右コーナーキックで、ゴール前の混戦から右アウトサイドで押し込み勝利を引き寄せた。

 「全員が同じ立ち位置で意見しながらサッカーができるチーム。相手に応じて臨機応変なプレーを目指したい」。勝利の立役者となった小池は力を込めた。

 杉村美星(みほし)主将は「スター的な選手はいないが、パスの質やスピードなどに、全員がこだわりを持ってプレーできるようにしたい」と鼓舞する。

 創設10年目のチームは昨季とメンバーががらりと入れ替わり、新たな気持ちで今季に挑んでいる。チームに残った5人のうち、10番を背負う富沢は「みんな伸びしろがある。シーズンを通して成長していきたい」と力強かった。

 今季からチームを率いる諸岡信敬監督は「守備の部分でまだまだ弱い所がある。なでしこリーグ参入を目標にリーグ優勝を目指す」と決意を込めた。

 (大城三太)

琉球デイゴス 2―1 柳ケ浦高(大分)
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