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BリーグCS前、大舞台で試合 スペシャルオリンピクス日本 県代表8人ら


BリーグCS前、大舞台で試合 スペシャルオリンピクス日本 県代表8人ら CS決勝第1戦前に行われる試合に出場するスペシャルオリンピクス日本・沖縄の選手ら=20日、沖縄アリーナ(屋嘉部長将撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 琉球ゴールデンキングスの選手も立つ横浜アリーナにスペシャルオリンピクス日本(SON)の沖縄県代表選手8人がプレーする。チャンピオンシップ(CS)のファイナル(決勝)第1戦を前に京都府のチームと対戦。Bリーグの年間王者を争う日に行われる大舞台に選手たちはさまざまな思いを抱え、コートに立つ。

 スペシャルオリンピクスは、知的障がいのある人たちにさまざまなスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を提供する国際的なスポーツ組織だ。SONは2018年からBリーグとパートナーシップ協定を締結し、沖縄や京都など6地域で活動している。SON・沖縄はキングスを運営する沖縄バスケットボールや沖縄アリーナ社と連携協定を結び、さまざまな活動をしている。

 今回はSON・沖縄でバスケットボールをしている15人から8人を選抜。大城敦寛、狩俣洸太、金城海斗、島田大幹、仲村理、波田間和也、前里将志、仲本千沙登が出場する。20日には、沖縄バスケットボールと沖縄アリーナ社が日程を調整し、CS準決勝第3戦前のキングスと千葉ジェッツが戦うメインコートで練習した。キングスファンの仲本は「アリーナで練習できてすごくうれしいし練習も楽しい」と笑顔を見せる。

 当日は知的障がいのある選手が障がいのない選手と一緒にプレーし、Bリーグの選手やゲストも参加する。20日の練習にはキングスU18の選手3人も参加し、U18の与那嶺翼HCも指導した。与那嶺HCは「体を動かす楽しさや挑戦したことをいい経験にしてほしい」と期待を込める。

 チームはキャプテンを務める180センチの波田間がゴール下で得点を重ねるゲームプランを描く。波田間は「まずはシュートを1本決めたい。そして京都に勝つ」と意気込んだ。

 (屋嘉部長将)