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SUP世界選手権代表選考 荒木、田口、奥秋、宮平選出へ


SUP世界選手権代表選考 荒木、田口、奥秋、宮平選出へ
この記事を書いた人 Avatar photo 池田 哲平

 SUP(スタンドアップパドルボード)のISA世界選手権に向けた日本代表選考レースが25、26の両日、静岡県下田市で開かれ、一般男子で出場した県勢の荒木珠里=NHK学園高3年、KANAKA沖縄=がテクニカルとディスタンス、女子の奥秋李果がテクニカルとスプリントで2冠に輝いた。一般男子の田口頼=本部・八洲学園大国際高出、STARBOARD=はスプリントを制し、18歳以下男子の部は宮平琥太朗(八洲学園大学国際高2年)が優勝した。

 世界選手権は9月にデンマークのコペンハーゲンで開かれる予定で、テクニカルとディスタンスは2枠、スプリントは1枠、18歳以下は1枠の出場権が与えられる。県勢4人はそれぞれ日本代表に選出される見通し。

 荒木はディスタンス(15キロ)を1時間31分42秒で、2位に2分以上の差をつけて制し、テクニカルも安定した力をみせ、後続を引き離した。荒木は世界選手権に向けて「22、23年に続いて2冠、世界大会3連覇を目指す」と意気込んだ。

 田口はディスタンス、テクニカルで日本代表として出場権が与えられる2位につけており、世界選手権は3種目に出場する見通し。田口は「世界選手権は、得意な(波が)フラットなコンディションなので、3種目優勝を目指したい」と話した。日本選手権では、男子テクニカルで宮平が3位、吉田竜平が4位、同スプリントで荒木が2位、吉田が3位につけ、県勢がそれぞれ活躍した。

 (池田哲平)