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水球男子(那覇商) 高い攻撃力で全国見据え<2024県高校総体>あす開幕


水球男子(那覇商) 高い攻撃力で全国見据え<2024県高校総体>あす開幕 那覇商の水球男子の選手たち=29日、那覇市の同校(小川昌宏撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 2024年度の県高校総合体育大会(県高校体育連盟、県教育委員会主催)が1日、県内各地で本格的に始まる。ローイングと名称を変えたボートでは、美里工3年の2人が切磋琢磨(せっさたくま)しながら上達の道を歩んできた。九州で決勝に進むことを目標に、県総体で力を出し切ることを誓う。

 ヨット420級で九州に通用する記録を目指す知念3年ペアは、海上の風向きや潮の流れなど自然条件を見極めながら進む競技の魅力を語り、集大成の思いで挑む。水球の那覇商は九州大会に向けて闘志を燃やしている。大学生らとの練習や合宿をこなしモチベーションを高めている。総合開会式は31日、県総合運動公園レクリエーションドームで行う。出場選手らは、九州各県で開催する全国総体「北部九州総体」(7月21日~8月20日)の出場権獲得を目指す。

 那覇商水球部のプールに掲げてあるのは「このプールから日本一を」の文字。歴代先輩たちが一番の高みを目指し、これまで全国8強入りを3度経験した。2022年は仲本幸之進らを中心に勝ち上がったが、準々決勝で鳥羽(京都)の壁を打ち破れなかった。

 今年の県総体は単独出場で認定優勝となり、一足先に全国を見据えている。合宿などをこなしてモチベーションを上げて、全国出場権が与えられる7月の九州大会上位3位以内を目指す。

 與那原祥監督率いる部員は20人。大学生やOBの協力も得て、強度の高い練習を日々こなしている。

 成長曲線を描いているのが、仲島徹徳と宮城京太(けいた)だ。仲島は身長185センチと体格に恵まれ、中央からのシュート力が持ち味。入学時に98キロだった体重はハードな練習で77キロまで落ちた。高校から本格的に競技を始めたという宮城は、貪欲に競技と向き合い、吸収力がある。

 チームを束ねる喜屋武隼颯(はやせ)主将は「合宿を重ねて、少しずつまとまりが出てきた。みんな攻めるのが好きで、守備をしっかりできるかが大事になる」と現状を見詰めた。

 16歳以下日本代表候補の合宿に参加経験のある比嘉夏海は、右サイドから視野の広さを生かしてつなぎ、得点源としても役割を担う。「ここぞの場面で得点できる選手になりたい」と左腕から繰り出すシュートに磨きをかける。

 與那原監督は「得点できる選手が多く、過去にないほど攻撃力が高い。逆に、組織的な守備と劣勢の場面での粘り強さが課題になってくる」とし、目指すべき方向性を明確に突き進む。

 (大城三太)