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FC琉球、前半2点守れず FC岐阜と2―2<J3リーグ>第15節第2日


FC琉球、前半2点守れず FC岐阜と2―2<J3リーグ>第15節第2日 琉球―岐阜 勝ちきれず肩を落とす琉球イレブン=2日、岐阜県の長良川競技場(岐阜新聞社提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 サッカーの明治安田J3第15節第2日は2日、各地で行われ、FC琉球OKINAWAは岐阜メモリアルセンター長良川競技場でFC岐阜と対戦し、2―2で引き分け、3連勝はならなかった。通算成績は6勝3敗6分け。勝ち点24で順位は4位。前半序盤に白井陽斗、上原牧人がそれぞれ得点し、2―0で折り返した。後半は相手ペースとなり、猛攻を受けた。17分、26分には立て続けに失点し、同点とされた。

 岐阜は新垣貴之(小禄中―流通経済大柏高―流経大出)が先発し、中盤を活性化させた。

 次戦は8日午後6時から沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムでFC今治と対戦する。

後半暗転 3連勝逃す 試合運びに課題

 2―0から同点に追い付かれ3連勝を逃した。前半と後半でくっきりと内容が異なる展開となった。

 前半6分、鈴木順也のロングパスに、裏へ抜け出した白井陽斗がうまく受けて、今季10ゴール目となる先制点。11分には流れるようなパスワークから左サイドを崩し、岩渕良太のショートクロスを右の上原牧人が頭で押し込んで今季初ゴールを挙げた。

 しかし後半は相手ペースとなり、猛攻を受けた。17分に中央からのシュートで失点、26分には左コーナーキックから飛び込んだ選手に頭で押し込まれて同点とされた。

 早い時間帯に複数得点した際の、試合の進め方が一つの課題になった。金鍾成監督は「後半、相手の圧を避けられず攻めるところまではいけなかった」と流れを変える難しさに言及した。

 エリア内への侵入や何度もクロスを入れられるなど、一方的な攻めを許した。最後は逆転弾を浴びてもおかしくない状況だった。前掛かりに攻める相手をけん制し、嫌がるようなカウンターのパターンを用意しておくなど、個人技でなく戦術的な攻略ができれば、これからの武器になる。

(大城三太)


(1)長良川
 岐阜 5勝5分け5敗(20)
 2―2(0―2,2―0)
 琉球 6勝6分け3敗(24)
▽得点者 【岐】 藤岡(8)松本(1)【琉】 白井(10)上原(1)
▽観客 3926人