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体操・宮城(那覇商)與那覇(普天間)個人V<県高校総体>第2日


体操・宮城(那覇商)與那覇(普天間)個人V<県高校総体>第2日 跳馬で力強い演技をみせる那覇商の宮城茉於=2日、沖縄市の県総合運動公園体育館(喜瀬守昭撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 古川 峻

 沖縄県高校総合体育大会は2日、県内各地で16競技が行われた。体操男子は宮城茉於(那覇商)が、新体操女子は金子あかり(南風原)がそれぞれ2連覇した。

宮城、大技決まり競り勝つ

 男子体操の宮城茉於(那覇商3年)が跳馬に挑む。「ふぅ」と一息吐き、助走してロイター板を強く蹴ると「着地はよく見えていた」。大技の伸身カサマツを、腰を沈めずに決め、仲間に向かって両手でガッツポーズ。3度拳をぐっと握りしめた。
 ジュニア時代からのライバルで直近の県大会で敗れた仲里優希(浦添3年)に総合で1・60点上回り競り勝った。相手を意識せずに臨み、「まさか勝てるとは思わなかった」と驚いた様子だった。
 最初の床で前方2回ひねりを決めるなど流れを引き寄せ、その後のパフォーマンスにつなげた。「チームを意識した」と同じ那覇商の仲間に「完璧!」などと声掛けし、盛り立てた。仲間とつかんだ無欲の大会連覇だった。
 総じて平均点が高かったが、鉄棒のエンドーなど随所にミスも目立った。全国総体は決勝進出を狙う。「ノーミスならもっと上に行ける。そこから美しさや着地の精度を求めていきたい」とさらに技を磨いていく。

(古川峻)

すぐ切り替えられた

 女子体操で初優勝した與那覇唯夏(普天間1年)の話 初優勝はうれしいけど、ミスも多かった。ミスを引きずらす、すぐ次の演技に切り替えられたのがよかった。今回のミスに向き合い、全国までに技を増やし難易度も上げていきたい。


(県総合運動公園体育館)
▽男子個人決勝 (1)宮城茉於(那覇商)66・25(ゆか12・05、あん馬10・70、つり輪10・65、跳馬12・65、平行棒10・70、鉄棒9・50)(2)仲里優希(浦添)64・65(12・20、8・95、9・60、13・30、10・10、10・50)(3)知念周空(同)41・50(10・45、2・05、4・75、10・75、4・60、8・90)
▽同団体 (1)那覇商93・40(16・55、11・90、12・70、28・35、13・25、10・65)

▽女子個人決勝 (1)與那覇唯夏(普天間)34・40(跳馬10・35、段違い平行棒6・75、平均台9・25、ゆか8・05)(2)知念美空(陽明)32・20(8・80、6・40、7・00、10・00)