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アーチェリー・平良(那覇国)名護(宜野湾)70メートルR制す<県高校総体>第2日


アーチェリー・平良(那覇国)名護(宜野湾)70メートルR制す<県高校総体>第2日 女子70メートル個人 的を狙う那覇国際の平良真野=2日、宜野湾高校(大城直也撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 金盛 文香

 沖縄県高校総合体育大会は2日、県内各地で16競技が行われた。アーチェリー70メートルラウンド女子は平良真野(那覇国際)が制した。

平良、リズム貫き自己新 女子団体優勝もつかむ

 優勝が決まり涙を見せた平良真野(那覇国際)は、自己ベストを大きく上回る493点で勝利をつかんだ。3位と4位にも那覇国際が名を連ね、4年ぶりの団体優勝も果たした。

 2年の平良は、団体で優勝を飾り、3年の先輩を次の大会までつなげようとの思いで臨んだ。前半は「気張りすぎて固くなり、手も震えた」とスコアに波があった。

 土砂降りの中での競技に「気分も下がった」と言うが「高い点を取るより、いつも通りを意識した」と、自分のリズムを貫いた。

 最終エンドに近づくにつれ、有我洸伽(宜野湾)との接戦の展開に。「優勝する」という強い気持ちで、後半第4エンドでは51点をたたき出した。

 本番に強いという平良は自己ベストの450点を43点も上回る高スコアを記録した。しかし「気分によってばらつきがある」と課題も。「集中力を一定にしたい」と次を見据えた。

 2021年から団体は宜野湾が連覇していた。那覇国際は「団体で宜野湾に勝つ」ことを目標に掲げて臨み、4年ぶりに優勝を飾った。平良は次の九州大会で「ベスト8に入りたい」と意気込んだ。

(金盛文香)


フォームに課題 Vにも満足なし 名護、男子団体も制す

 男子は名護天志(宜野湾)が最後のエンドで逆転し、538点で優勝に輝いた。しかし普段通りの結果が出せず、悔しさが残る大会となった。

 コントロールがうまくいかず、「フォームに自信が持てなかった」と前半は2位で終えた。1位に17点を離され、迎えた後半は「できるだけ楽に、普段通りを意識した」と切り替えた。「最後までくずれなかった」と安定して点を重ね、優勝をつかんだ。

 「低くても560点」を目指していたため結果には不満げ。「きれいに引けなかった」とフォームに課題が残った。「流していた動作の確認事項を増やしたい」と前を向いた。団体も宜野湾が優勝。名護は「九州大会も団体優勝したい」と意気込んだ。

(金盛文香)


(宜野湾高校)

【男子】

▽団体戦 (1)宜野湾1591点(2)八重山340(3)豊見城南261

▽70メートルラウンド (1)名護天志(宜野湾)538(265、273)(2)有銘一敦(同)534(282、252)(3)石川晃大(同)519(262、257)

▽20メートルラウンド (1)比嘉来夢(宜野湾)618(319、299)(2)平田善持(同)597(309、288)

【女子】

▽団体戦 (1)那覇国際1399(2)宜野湾1312(3)向陽1030(4)豊見城南193

▽70メートルラウンド (1)平良真野(那覇国際)493(237、256)(2)有我洸伽(宜野湾)478(260、218)(3)仲村梨緒(那覇国際)463(224、239)

▽20メートルラウンド (1)屋比久果凛(向陽)560(283、277)(2)喜友名加奈子(宜野湾)548(263、285)(3)比嘉奈々美(同)538(267、271)