水球の第75回末弘杯全九州高校選手権競技大会は8、9の両日、福岡県立総合プールで行われ、那覇商が準優勝を果たした。決勝で鹿児島南に12―13で敗れたが、全九州高校体育大会(7月・大分)へのシード権を獲得した。比嘉夏海(2年)、仲島徹徳(同)は、優秀選手賞に選出された。
惜敗に「あと一歩だった」 九州総体へ手応え
那覇商は1点差で惜敗し、準優勝となった。決勝までは比嘉夏海(2年)と仲島徹徳(同)らが攻撃の要となって点を奪い、勝ち進んだ。GK松原佑樹(同)のセーブも光った。ただ、決勝はこの日の3度目の試合。スタミナも尽きかけ、徐々に泳力が鈍った。
3月から食事、体機能、精神とそれぞれ専門的にトレーニングを重ねてきた。さらに課題だった守備練習も徹底した。與那原祥監督は「練習してきたことは出せた。あと一歩だった」と選手たちの健闘をたたえた。
頂点は逃したが、九州総体へのシードを獲得。比嘉は「泳力をつけ、チームの声かけも意識する」、仲島は「失点を減らし、那覇商の水球で勝つ」とそれぞれ力を込めた。
(名波一樹)
▽予選リーグ
那覇商 12―2 筑前(福岡)
(3ピリオドコールド)
那覇商 12―7 長崎工
▽同順位 (1)那覇商
▽準々決勝
那覇商 14―6 佐賀東
▽準決勝
那覇商 8―7 福岡工
▽決勝
鹿児島南
13―12(3―3,4―4,4―3,2―2)
那覇商