レスリングの沼尻直杯全国中学生選手権が9日、茨城県のアダストリアみとアリーナで行われ、男子110キロ級の親川翔和は準決勝で林絆斗(京都)にテクニカルスペリオリティー負けし、3位となった。
連続失点で得点奪えず
昨年11月の全国中学選抜で3位となった親川翔和(やんばるレスリングクラブ、大宮中3年)が今大会でも3位となった。「優勝を目指していたので悔しい気持ちが大きい」と唇をかんだ。
初戦となった準々決勝は投げを決めるなど、無失点で準決勝進出を決めた。準決勝の相手は投げ技が得意な選手と分析していた。投げを警戒して臨み、押し負けずに脇を差しにいったが、かわされた。その後相手にがぶられてバッグを取られ、そこからローリングされるなど連続得点された。得点を奪えないまま敗戦となった。
11月には全国中学選抜が控えており、組み手のレベルアップを強化する考え。「まずは決勝に行きたい」と意気込んだ。
(屋嘉部長将)
(9日、茨城県アダストリアみとアリーナ)
【男子】
▽110キロ級2回戦
親川翔和(やんばるク) 5―0 丸山晴生(東京)
▽同3回戦
林絆斗(京都) Tスペリオリティー1分37秒 親川