県卓球協会の具志堅侃(つよし)会長らが11日、那覇市泉崎の琉球新報社を訪れ、役員の新体制について報告し、抱負などを述べた。新たに、豊里勝氏が副会長、伊志嶺朝司氏が理事長に就いた。具志堅会長は再任。任期は1期2年。
具志堅会長は「沖縄にも才能のある選手はいる。これまで強化部をつくってジュニア育成などに力を入れてきた。中学まではクラブで指導しても、高校からは指導条件や部活の時間制限などもあり、県外強豪校のような環境づくりができていない。学校との連係や指導者を育てていくことも必要になる」と現状と課題について述べた。
伊志嶺理事長は県外高校へ進学した熊田陽茉梨、坂井雄飛らの活躍を喜ぶと同時に、「沖縄でもレベルの高い練習ができる環境を整えられれば」と、協会として選手の技術向上に取り組んでいく決意を示した。
(大城三太)