世界最高峰の総合格闘技UFCの「ファイトナイト・ラスベガス93」が16日(日本時間)、米国ネバダ州ラスベガスで行われ、フライ級13位の平良達郎(小禄高出、THE BLACKBELT JAPAN)がメインイベントで同級5位のアレックス・ペレス(米国)を2回2分59秒TKOで下した。UFCの戦績は日本人初の6連勝で、通算成績は無傷の16連勝とした。
平良は試合後、同級王者のアレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)の名前を挙げ「世界一強い男になる。沖縄から世界へ」と王座挑戦を訴えた。
1回はほぼ互角の戦いだったが、2回中盤、平良はアレックスの背中に組み付き顔面に連続で拳をたたきこんだ。嫌がる相手を逃がさず、そのまま後ろへと引き倒してバックマウントを取ったところで、相手負傷によるレフェリーストップがかかり、TKO勝利となった。
(名波一樹)