有料

【夏の甲子園】全国屈指の投手陣、大阪桐蔭「しっかり準備したい」 興南エース左腕の攻略期す


【夏の甲子園】全国屈指の投手陣、大阪桐蔭「しっかり準備したい」 興南エース左腕の攻略期す 大阪大会決勝の東海大大阪仰星戦で完投した大阪桐蔭・森=大阪シティ信金スタ
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 第106回全国高校野球選手権大会(7日開幕・甲子園)の組み合わせ抽選会は4日、大阪市のフェスティバルホールで開催され、沖縄代表の興南の初戦の相手は大阪桐蔭に決まった。第2日(8日)の第1試合(午前8時開始予定)の1回戦で対戦する。

 興南と初戦を戦う大阪桐蔭は2年ぶり13度目の出場だ。12年、18年と2度の春夏連覇を達成している強豪。豊富な投手陣を軸に、打線も強力で戦力は充実している。今春の選抜大会で8強入りを果たした優勝候補の一角だ。

 地方大会でチーム最多の通算19回を投げたのが2年生右腕の森陽樹。190センチ近い上背から150キロ台の速球を繰り出し、完投した決勝では15奪三振をマークした。3年生エースの右投げ平嶋桂知も長身から150キロ超えを投げる。4番で副主将の徳丸快晴は、地方大会通算で打率は5割8分3厘。長打力もある。

 徳丸は「一戦必勝。今は楽しみな気持ちでいっぱいだ。粘り強く力を出し切って優勝を目指す」と意気込んでいる。西谷浩一監督は興南の田崎颯士投手について「うちの左打者は左を打てていない印象がある。しっかり映像を見て準備したい」と語った。

(名波一樹)